買い物にいくと、いろいろなものがあるよね。でもちょっと見てみよう。どの商品もきれいに包装されているけれど、きみはこの包装用のラップやトレイ、紙袋を使うかな?
またテレビや雑誌で、自動車や電気製品などの新製品が毎日のように宣伝されてるよね。ちょっと古くなったものはすぐに買い換えられ捨てられてしまう。きみもそうしてないかな。
現代は大量生産・大量消費の社会。多くのものが大量に作られ大量に捨てられていく。
でもこうして、ぼくたちの家庭から出されていくゴミの量は一年間で東京ドーム約135杯分の量になるんだ。さらに企業や工場などからでるゴミはなんと家庭ゴミの8倍。こんなに多くのゴミが捨てられているんだ。
きみはこのゴミがどこに行くか知ってるかな。
燃えるものは焼却場で燃やされるんだけれど、燃やしたあとに残る灰はどうするんだろう。燃えないものはどうするんだろう。
このどちらも最後は「最終処分場」といわれる施設で埋め立てられているんだ。こうした施設は都会から離れた海や山につくられていて、ゴミで埋められてゆくんだ。でも、その処分場もいまのままではすぐにいっぱいになり、つぎつぎと新しい処分場をつくらなくてはならくなっているのが現状。
このままじゃ地球はゴミで埋まってしまうかもしれない。ゴミとして捨てられたものでも、リサイクルやリユースできるものがたくさんある。もういちど身の回りをよく見てみようね。