マツモト:
編集長
!わたし 大発見
しました。(@_@)
ふつう 字
って、
書 くのと
読
むのって 同
じ ほうこう からできますよね。でも、
点字 って、
紙 の
後 ろから
紙
を 突
いて 点々
を 書
いているから、 書 くのと 読
むのが 反対 なんですね。 読 むだけでもたいへんなのに、
逆 に
書 くってもっとたいへんじゃないですか。
編集長:お、いいところに気がついたね。で、いいものがあるんだよ。これこれ。
マツモト:なんですか、これ。
編集長:うん、点字ペンっていうんだけど。これさえあれば、点字も簡単に書ける、っていうものなんだよ。
マツモト:へーっ、なんだか修正ペンみたい。だれが考えたんですか、これ。
編集長:ぼくだよ。これで書くとね、点がもりあがるんだ。だから、今までのように後ろから紙を突かなくってもいいってわけ。どお?
マツモト:ふ〜ん。けっこう便利ですね、これ。でも、どうしてこんなものを考えたのですか?
編集長:簡単に話すと、以前『こどもくらぶ』という雑誌で、点字を紹介するときにね、いろいろと調べてみやら、点字って、とても難しく、子どもにも分かるように紹介するのはなんだか難しいなあ、って思ってしまったんだよ。
じつは、その難しい原因の一番のものが、マツモトがさっき言った「読むときの点字と書くときの点字」の2種類を覚えなきゃいけないということなんだね。
前回見たような点字の読み方を子どもたちに紹介しても、それを書こうとすると、その逆のかたちの文字も覚えなきゃならない。それならいっそ、「読むときの点字のかたち」を書けるようにしてみよう、って考えたのがこれ。
つまり、裏から点を押し出して、表に出っぱらせて点をつくるのではなく、読むときのかたちになるように、はじめから表から点を膨らませればよいと考えたのです。
マツモト:そうか、これを使えば、読むための点字を覚えるだけで点字も書けちゃうということですね。
編集長:基本的にはね。まあ、点の大きさなど、正式な点字と比べると問題はあるんだけれど、点字のしくみを知るにはいいんじゃないかと思ってね。まず読む点字を覚えるところから始めようってことだね。
マツモト:それじゃ、その点字ペンを使って、前回の続きをしてみましょうよ。
編集長:はいはい。じゃあ、マツモト。このことばを点字ペンで書いてみてよ。
マツモト:えっ、わたしが〜?
編集長:そう。ここに50音表があるから、この表からさがし出してそれと同じように書けばいい。
マツモト:「へ・ん・きゃ・く・ぐ・ち」とこれでいいですか。でも、ひとつずつさがしていくのってたいへんですよね〜。何か覚えるための規則はないんですか?
編集長:うん、それがあるんだ。規則がないと覚えられないからね。じつは、とてもわかりやすい規則があって、それさえ覚えればわりと簡単なんだ。
まず、前回もやりましたが、六つの点に番号をふってみよう。
この点のうち、@ACが母音、即ち、あいうえおを表す点
BDEでカ行,サ行などを表す点なんだよ。この規則を覚えておくと、わりあい簡単に覚えられるよ。まあ、それには、まず第1にアイウエオを覚えること。これは前回覚えたよね。
マツモト:覚えましたよ〜。もう、ばっちりです。v(^-^)v
編集長:お、すごいね。
じゃ、次は、カ行、サ行、タ行、ナ行、ハ行、マ行、ラ行を表す点の組み合わせを覚るんだ。最後は、ヤ行、ワ行、ンの特徴を覚えようね。今回はそこまでにしましょう。
マツモト:は〜い。(笑)
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